サックスでネックストラップの長さの調節って、むずかしくないですか?
何回、調節を繰り返しても、しっくりこない。
教則本を読めば、ネックストラップの長さの調節のやり方は書いてあります。
でも、その通りにやってもどうもしっくりこない。
もくじ
おまけの『4コマ漫画』
『ちょうどいい』長さがわからない
やっかいなことに、長くても短くてもなんとか吹けるんですよね。
ネックストラップの長さが合ってなくても、口元で調節できてしまう。
いっそ、ネックストラップの長さが合ってないと吹けなければいいんですが。
ネックストラップの長さが合っていないからといって音が出ない、なんてことにはなりません。
けっきょく、ネックストラップの調節を何回やっても「ちょうどいい」長さがわからないんですよね。
長くても短くても、どちらもしっくりこないんですから。
調整を繰り返すほど、よくわからなくなっていきます。
なぜ、ストラップの長さがしっくりこないのか?
そこで、なぜネックストラップを長くしても、短くしてもしっくりこないのか、理由を考えてみたのですが。
原因は、まず自分にとっていちばんしっくりくるアンブシュア(マウスピースのくわえ方)がわかっていないからなんじゃないかと。
アンブシュアが決まっていないから、ネックストラップの長さがなんでもよく感じてしまっている。
アンブシュアさえ決まれば、ネックストラップの長さが自分に合っているか、合っていないのかわかるようになる。
これが、わたしが練習で発見したことでした。
まずは、アンブシュア探しから!
なので、まずは自分なりのアンブシュアを探す練習が必要なんですね。
アンブシュアを探すときは、マウスピースだけ、またはマウスピースにネックを付けただけの状態で練習するのがオススメです。
とくに気をつけるのが、
・口元に対するマウスピースの角度
です。
口元に対してまっすぐなのか、少し下げるのか、この角度が決まるとネックストラップの調整がグッとラクになります。
理想のアンブシュアさえ決まれば、あとはカンタンです。
ネックストラップの長さは、ムダな力が入らずに理想のアンブシュアを再現できる長さに調節するだけ。
まとめ
ネックストラップを調節してアンブシュアの練習をするんじゃないんですね。
練習したアンブシュアにネックストラップの長さを合わせればいいんです。
すると、ネックストラップの長さの合う、合わない、がわかるようになります。
ネックストラップの長さが合っていないと、理想のアンブシュアが再現できなくて気持ちわるく感じるモノです。
これで、いつまでたってもネックストラップの長さで悩むことがなくなります。
アンブシュアが決まれば、ネックストラップの長さも自然と決まるということですね。
この記事が、少しでも参考になればうれしいです。
【追伸】
持っているネックストラップで、長さの違うヒモが何種類か付属している場合は要注意です。
短いヒモを使っているせいで、最大限に伸ばしても長さが足りていない、ということもあります。
もしも、ネックストラップのヒモが何種類か入っている場合は、特に気をつけてみてください。