テナーサックスの練習をしていて困ることが、首の痛みです。
なんといっても、テナーサックスは重たくて大きいですから。たとえストラップで対策していても、長時間練習するとどうしても首が痛くなります。
首の痛みはテナーサックスを吹く時だけでなく、日常生活にも直に影響するので本当に困るんですよね。というか、首を痛めるとどんな動作でも動くだけで痛いです。
普段、どれだけ首に負担をかけるような動作をしているか反省するにはいいですが。痛みは日常生活に影響するので放っておけません。
しかし、首の痛みは基本的に安静にしておくしか対処方法がないので困るんですよね。安静にする以外に出来ることといえば、湿布を貼っておくことくらいです。
そこで、完全に痛めてしまう前に痛みを和らげるストレッチとしておすすめなのが『あご押し体操』です。
やり方は簡単で、
①頭(あご)をできるだけ前に押し出す(3秒)
↓
②人差し指と中指の二本であごを押し込む(3秒)
↓
③①と②を10回繰り返す
これだけです。
1分で終わりますし、道具も要らないので簡単ですよね。
このストレッチをやるのにおすすめのタイミングは入浴中です。1日の終わりにお風呂につかりながらが一番効きます。
注意点としては、首に強い痛みを感じる状態の時は「あご押し体操」は禁止です。
あくまでも予防のストレッチですので。強い痛みの場合は整形外科への通院をおすすめします。完全に痛めた場合は、湿布を貼り、首用のコルセットを付けて安静にするのが一番です。
こんなに簡単な体操なのに、本当によく効きます。わたしはこの「あご押し体操」を何かのテレビ番組で観てからすでに1年以上続けています。
おかげさまで首と肩を痛めても、歩くのもツラいほどの痛みにまでは悪化しないようになりました。
毎日の「あご押し体操」で、首の痛み予防をしながら、テナーサックスを楽しみましょう。
追伸:
『あご押し体操』はスマホで痛めた首と肩の痛みにも効果抜群です。
テナーサックスでの痛みよりも、むしろスマホの使いすぎで首を痛めたときの対策でこの体操をやる方が多いです。
長時間のスマホ利用はよくないと頭ではわかっているのですが。暇になるとついついスマホを触ってしまうんですよね。
液晶画面が空中に浮かんでくれるような機械が発明されれば、首と肩が痛くならずにすむんですが。。