・貯金なし
・妻も出産で仕事やめて収入なし
だけど育休をとりたい!
貯金ないけど、夫の育児休業給付金だけでやっていけないものだろうか?
と思ったことはありませんか?
もくじ
おまけの『4コマ漫画』
育児休業給付金でなんとかなる?
育児休業給付金で給料の何%かはもらえる。
だったら、貯金がなくてもなんとかやっていけるんじゃないかと思いますよね。
結論からいうと、さすがに貯金なしの状態ではやっていけません。
正確には、貯金がないと育休開始から2〜3か月がしのげない。
ということになります。
「育児休業給付金を生活費にあてればいいじゃないか」、と思いますよね。
わたしも思っていました。
しかし、育休開始から2〜3か月は、育児休業給付金をあてにすることはできません。
育児休業給付金は後払い
なぜ育休開始当初は育児休業給付金をあてにできないのか。
問題は、育児休業給付金が振りこまれるタイミングにあります。
育児休業給付金の給付は、育休開始から基本2か月おきなんです。
そのため、
・育休開始から2か月たたないと、育児休業給付金が給付されない。
・育休開始から2か月は、貯金でやりくりしなければならない。
ということになります。
けっこうキビしいですよね。
なぜ遅れるのかというと、育児休業給付金の申請自体が過去2か月分の資料を提出してから支給される物だからなんです。
2か月ごとに、会社の給与や育児休業給付金以外の稼ぎがないか、提出書類をチェックしているんですね。
だから、支給されるタイミングは2か月遅れになるんです。
しょうがないんですが、「貯金がないなら育休とれないよ」と言われているようでモヤモヤしませんか。
なんだか悔しいですよね。
仮に貯金があったとしても、稼ぎのない状態で2か月分の家賃と生活費がどんどん引き落とされていくのは恐怖です。
後から給付されるとはわかっていても、貯金の減るスピードが早いと、胸がドキドキします。
これは精神的によくないです。
もちろん、妻に産後も安定した稼ぎがあれば、男性側が育休をとったって何の問題もありません。
ですが、出産で大きなダメージをうけている妻が、産後すぐに働けるでしょうか。
無理ですよね。
まとめ
男が育休をとるのに、貯金なしではやっていけません。
せめて、育休開始から2〜3か月をしのげるだけの貯金はしましょう。
最初の育児休業給付金が振りこまれるまでの分ですね。
2〜3か月分の貯金だけなら、妊娠が分かってからでも、倹約して頑張れば決して不可能ではありません。
貯金のせいで育休をあきらめるのはもったいないです。
外食と飲みの数を減らして、お金を貯めましょう。
男の育休はいいですよ!
この記事が、少しでも参考になればうれしいです。
【追伸】
「貯金がないから育休とりたくてもとれない」という家庭もたくさんあると思います。
制度が変わって、育休開始から1週間以内に、最初の2か月分の育児休業給付金を先払いのカタチで給付できるようになるといいですよね。
育休開始の時点でも平均収入はわかりますし。
仮に不備があっても、後から返金してもらうように通知すればいい。
育休をとるためにハードルは、できるだけ下げていきたいものです。