新品のテナーサックスのネックですが、マウスピースを差し込むコルク部分が新品で肉厚なためマウスピースがなかなか入りません。
本当にギチギチでネックを持つ手が力みすぎてネックが変形しそうなくらいです。
そんな時のためにテナーサックス本体購入時に一緒に手に入れたコルクグリスを使ってみましたが、正直、その場での効果はよくわかりません。
ネックのコルク部分に薄くコルクグリスを塗るとマウスピースの差し込みが良くなるというものですが、キツキツすぎて差し込んでいくマウスピースがせっかく塗ったコルクグリスを全部こそぎ取ってしまうのです。
コルクグリスを塗ったからといってすぐにマウスピースがネックに楽に差し込めるようにはなりませんでした。
ただし練習の始めにコルクグリスを塗ってからネックにマウスピースを差し込むことを何回か繰り返していると、ネックのコルク部分がマウスピースの形に変形してなじむまでの時間が短くはなりました。
塗った直後よりも塗った次の練習時に効果を実感するようなイメージです。
おすすめの塗り方は手の指にコルクグリスを塗り、その指でネックのコルクにコルクグリスをなじませる方法です。
コルクに直接コルクグリスを塗るとどうしても付けすぎてしまうので、指で塗る方が薄く塗ることができるのでおすすめです。
コルクグリスはとにかく薄く塗った方がいいです。
しかし、いまいちコルクグリスの効果が分かりづらいので持ってなくても問題はないです。
コルクグリスのおかげなのか何回も差し込むことでコルクが変形して差し込みやすくなっただけなのか正直よくわかりません。
コルクグリスを塗ったからといってその場で滑りがよくなるのは本当に少しだけです。
とはいえ、テナーサックスを大切にするという意味ではコルクグリスの使用をおすすめします。
力任せが1番危険ですから。
効果はわからないけどいつか差し込みが楽になるまではとりあえず使っておくことです。
追伸 練習終わりにコルクグリスを拭きとる必要があるのでポケットティッシュがないと悲惨なことになります。くれぐれもご注意を。
コルクグリスでべたべたのネックをケースには入れたくないですからね。