大人になってから趣味で楽器をはじめたいという人におすすめなのがテナーサックスです。
なぜかというと曲なんて演奏しなくても、ただ音を出すだけで楽しめる楽器だからです。
テナーサックスはただ音を出すだけならそこまで難しくはありません。
しかし、サックスの音には綺麗な音、カスカスな音、ブルブルな音、同じドという音を出しても、とにかく色々な音が出ます。
何回吹いても、自分の理想の音が出た時はとても気持ちのいいものです。
一度でも自分で音が出せたらもう病みつきです。
あとは息の吹き込み方や口元のくわえ方、下ベロの位置や形など、どれだけ試行錯誤しても足りないので、いくらでも遊べます。
極端な話ですが曲を演奏しなくても、ドレミファソラシドを繰り返し吹いているだけで毎回、違った発見があって楽しいものです。
実際、わたしはわざわざカラオケボックスを利用しているのに、延々とドレミファソラシドを吹いていることもあります。
あまり練習時間がとれない、なかなか上達しない、そんな悩みは不要です。
なぜなら、自分の理想の音が1回だけでも出せれば楽しめるのですから。
完全に自己満足ですが、趣味でやる楽器ですから何の問題もありません。
ただひたすらに気持ちのいい音を目指していくらでも試行錯誤して遊べる楽器、大人になってからの趣味にテナーサックスは本当におすすめです。
追伸 サックスにはテナー以外にも、アルト、ソプラノと色々な種類があるのに、なぜテナーサックスなのかというと。『ブルージャイアント』という主人公がテナーサックス吹きのマンガの影響です。
自分の好きなマンガに出てくる楽器ほど、やる気が続くものはありません。
とはいえ、それぞれの音を聴いて好きなサックスの種類を選ぶのもまた楽しいものです。